価格ー点数分布

先の記事のCWFの基になるのは、師範 @yasushihan の入手価格と、師範が付けた点数になるのだが、その相関を見るだけでもそこそこ面白い。横軸を価格の対数として、縦軸を点数にしたのが以下の図である(点数については、時間経過による加点前の抜栓直後のものを採用している)。

 図中には対数関数の近似曲線を挿入し、数式も表示した。数式は常用対数(10が底)の方がグラフ的にもCWF的にもわかり易いのだが、エクセルの仕様上自然対数(ネイピア数が底)になっている。いずれにしてもこの数式を使えば、支払った価格に対して得られる品質が予測できる。90点のものを飲みたいなら1万円程度払おうね、って感じ。とはいえ、普及価格帯の千円付近は点数のバラつきも大きいので、この数式はあくまで目安でしょうね。

 バラツキといえば、当初はCWFを正規分布として分散も評価していたのだが、ブショネやら謎の劣化ワインなどが繰り出す低評価(外れ値?)に大きく影響を受けるので、バラツキの評価は今後の検討課題である(どなたか良い案があったらご教示ください!)。

 なお、下図の分布の近似線はサンプル数が少ない時からほとんど変わってないので、ある程度ユニバーサルな線になっているように思える。もっとも師範という巨人の肩の上に立った素人が引いた線ですけどね(汗)。
 

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今のところの世界全体の価格ー点数分布図